地球に着てから早数ヶ月。すっかり文明と習慣に馴染んできたボッツたち。


ある日、ラチェットに呼び出されたジャズとバンブルビーは、ちょっとビクビクしながらラチェットの部屋=メディカルルームにやって来ました。
中ではラチェットが大きな器を抱えて待ち構えていました。

ジャズ「何だコレ?!、でけーっ!」
ラチェ「エネルゴンの生成方法に少々手を加えて出来た固形タイプだ。まだ半ナマだがな」
ジャズ「半ナマ…、ラチェットが言うと何か卑猥なヒビキ…」
ラチェ「何か言ったか?淫靡な将校殿」
ジャズ「何でもないですサーセン(棒読み)」
ビー『コレ、食べられるの?』
ジャズ「俺たちで食べてイイのか?」
ラチェ「既にスプーンを構えていて白々しく聞くな…。真面目に試食してくれ、後で詳細レポを取るからな」
ジャズ&ビー「『ラジャ★』」
ラチェ「プレーンを生成しただけだが、味が淡白かもしれないがその時はソースをかけてみてくれ」
ジャズ「濃縮タイプか。試食の割には手が込んるなぁ」
ラチェ「性分なんでな」
育ち盛りの二人(約一名違うかもしれないが)は、嬉々として半ナマエネルゴンを食しました。
それはとても美味な物でした。
いつもは淡白なプレーン液体タイプしか食さない彼らも、地球の食文化に馴染んで彼らなりに満喫しているのでした。

その後。完食した後の器は…。

バンブルビーの揺り篭になってました。
ジャズ「お前!、ズルイぞ!」
ビー『早い物勝ち、だよ』

そしてラチェットは、試食のレポを参考に改良を加えて本番の製作に勤しむのでした。
本番を食す事になる彼は、実は甘党だったのでした。

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