ハウンド＆オーバードライブ

ＢＴ転生以前のオーバードライブは、「オムニボット部隊」リーダーとして部下でありサポート役のカムシャフトとダウンシフトの三人で各戦地を転戦。しかし地球で例の事件によって重傷を負う。
他の二人も被害に遭うも辛うじて一命は取り留めた。しかしオーバードライブは危機的状態へ悪化、中枢ユニットの損傷から生命コアの衰弱へと向かう。
中枢ユニットは言わばパーソナルコンポーネントの「核」、スペアパーツの適合の問題や、修復出来たとしてもＢＴ転生出来るまで生命コアが回復する可能性の方が低かった。
それを知ったカムシャフトとダウンシフトは、同じ様に傷付いている身体を省みず、自らの中枢ユニットのパーツと生命エネルギーの提供を申し出る。
現在の軍の戦力状況を考え、ラチェットは二人の申し出を受諾、オーバードライブは無事修復されＢＴ転生できたのだった。
その代償にカムシャフトとダウンシフトは、未だ生命維持カプセルに保存され回復の時を待っている…。

大事な部下を犠牲にしてまで転生した自分の責任を、誰よりも重く感じており、その為か任務に熱心になるあまり時として非情な対応を取ってしまう。それが他のＢＴメンバーから非難され、それと共に地球と言う未知の環境からか次第に孤立感に苛まれるようになる。

そんな彼に地球の素晴らしさを説きながら、孤立感を和らげていたのがハウンドだった。